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部活動における移動・送迎のガイドライン

2026.6.16制定

 

■ 1. 基本方針 

本校は、8ス地ス第8号令和8年5月19日スポーツ庁通知[部活動の遠征等における安全確保について]に基づき、部活動における移動・送迎について以下を基本とする。

  • 生徒の安全確保を最優先

  • 本校の地域性・交通事情・部活動の特性を踏まえた現実的な運用 

  • 保護者の負担と生徒の活動継続の両立 

  • 透明性のある運転手手配と安全管理 

  • 教職員の過度な負担を避ける運用 

 

■ 2. 移動手段の選択基準(本校版)

スポーツ庁は「公共交通機関の利用も含め検討」としているが、本校は

  • 生徒の居住地が広範囲 

  • 荷物・楽器・機材が多い 

  • 公共交通機関での移動・現地集合が現実的でない 

という事情を鑑み、以下の優先順位で移動手段を選択する。

【優先順位】 

1. 学校所有バス(学校雇用運転手) 

2. 学校所有バス(外部運転手)※安全確認必須

3. 貸切バス(旅行業者・バス会社) 

4. 公共交通機関(利用可能な場合)

5. 教員・保護者のレンタカー (原則禁止・例外的許可) 

5. 教員・保護者の自家用車(原則禁止・例外的許可)

 

■ 3. 学校所有バスの運用(本校の実情を踏まえた規定)

3-1. 運転手の確保 

  • 学校雇用運転手は5名だが、部活動運転は実質2名のみ。 

  • この2名以外が運転するバスには以下3-2の遵守を特に徹底する。

 

3-2. 外部運転手の利用 

学校バス7台のうち5台は外部運転手に依存しているため、以下を義務化する。

  • 有効運転免許保持の確認 

  • 任意保険加入の確認 

  • 運転経験・健康状態の確認 

  • 手配経路(旅行業者/バス会社/個人)を学校に事前報告 

  • 誰が運転するのかを事前に保護者へ事前明示

※保護者アンケートで「運転者が誰か知らなかった」という声が複数あったため。

 

3-3. 謝金の扱い 

  • 外部運転手への謝金(1日1万円程度)は、従来通り部活動負担とする。

  • その場合、実質的白タク業務とならないよう、次のA、Bいずれかで扱う

A: 謝金ではなく、実費の補填(交通費、食事代、宿泊を伴う場合の宿泊費実費)の「実費弁償」という名目・金額に収める。

B: 学校または各部が設置する後援会(保護者会は不可)などの組織が一度プールし、そこから「外部委託費」や「謝金」として正式な会計手続きを経て支払う形をとる(部活の現金から直接手渡さない)。

■ 4. 貸切バス利用(スポーツ庁通知に基づく)

貸切バスを利用する場合は、以下を必須とする。

  • 緑ナンバーの確認 

  • 運送引受書の受領 

  • 運転手の勤務状況・休憩計画の確認 

  • 車両点検(外観・非常口・消火器) 

  • シートベルトの全席着用指導 

  • 緊急連絡体制の共有 

 

■ 5. 教員・保護者の、学校所有バス・レンタカー、自家用車運転(原則禁止・例外的許可)

5-1. 原則 

  • 教員・保護者の運転による送迎は手段を問わず原則禁止 

(スポーツ庁通知の趣旨+保護者アンケートの不安の声)

 

5-2. 例外的に許可する条件 

以下すべてを満たす場合に限り、学校長承認のもと例外的に認める。

1. 学校バスが確保できない 

2. 外部バス会社が手配できない 

3. 公共交通機関が現実的でない 

4. 少人数の移動である

5. 運転者の当該車種(中型免許(限定なし)または大型等)運転免許の保有

5. 運転者の搭乗者保険等任意保険加入が確認できる

6. 運転者の体調・運転経験に問題がない 

7. 保護者への事前説明を行う 

 

■ 6. 引率教員の配置(スポーツ庁通知に基づく)

  • 原則として全てのバスに教員が同乗する。 

    • 複数台で移動する場合は、1台に教員 

    • 他の台には大人(コーチ・外部指導者)を配置 

  • 長距離移動の場合は、大人2名乗車を推奨 

(保護者アンケートでも複数の要望あり)

 

■ 7. シートベルト着用の徹底

スポーツ庁通知の明記事項。

  • 全席シートベルト着用を義務化 

  • 出発前に教員が確認 

  • 生徒にも事前指導を行う 

  • 補助席使用時も同様 

※保護者アンケートで「着用していないことが多い」との指摘あり。

 

■ 8. 移動計画の策定

  • 無理のない移動距離・時間 

  • 夜間(20時以降)の長距離移動は避ける 

  • 休憩計画の明示 

  • 保護者への事前説明(費用・移動方法) 

 

■ 9. 緊急時対応

  • 顧問 ↔ 学校 ↔ 保護者の連絡体制を事前に共有 

  • 事故発生時は生命維持を最優先 

  • 119・110通報、学校・保護者への連絡 

  • 事後の報告と再発防止策の検討 

  •  

■ 10. 今後の課題(本校の内情を踏まえた現実的視点)

本校は今後、 

  • スクールバス運行の縮小・廃止の可能性 

  • 運転手の雇用維持が困難 

  • 部活動の移動を外部委託に全面移行する可能性 

  • その場合の保護者負担増 

  • 顧問教員の調整業務の過重化 

という課題を抱えている。

そのため、

「その時々の状況に応じて最適な移動手段を選択する柔軟性」をガイドラインに明記し、

  • 安全 

  • 費用 

  • 教員負担 

  • 生徒の活動継続 

のバランスを取りながら運用する。

 

■ 11. 保護者の意見の反映

今回のアンケートでは、 

  • バス送迎への感謝 

  • 現状体制の継続希望

  • 安全確保の徹底 

  • 現地集合への不安 

  • 運転手の透明性 

 

■ 12. ガイドラインの見直し

  • 年度ごとに実態調査を行い、必要に応じて改訂する。 

  • スポーツ庁・県の通知変更にも対応する。 

  • 保護者・生徒・教職員の意見を反映する。

 

■ 結びに

本校は、「安全」と「活動の継続」を両立させるため、現実的で柔軟な運用を行いながら、生徒が安心して部活動に取り組める環境づくりを進めていく。

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